第一章 ~不幸~

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二人の家は、普通の民家だった。 家具が少なく殺風景だが、どこか温かみのある部屋。 闘王がこの家に来て、一カ月経ったある日。 玄関の戸が、もの凄い勢いで倒された。 舞子 「きゃあ!?」 闘王 「わっ」 拓哉 「だ…誰だ!!」 拓哉が玄関に近付いていく。 と、その瞬間。 拓哉の左腕がボトリと落ちた。 血が吹き出て、倒れ込む。 後ろでその光景を見ていた二人の顔色が、サッと青ざめる。
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