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混乱状態のまま、玄関に目を向けた。
そこに立っていたのは、幕府の役人。
それも、知らぬ者も居ないというくらい名の通った侍、傷幻[ショウゲン]だった。
傷幻は、気に入らない人が居ると、その場で刀を振る程の短気で、百人以上もの人々を切っているらしいのだ。
闘王 「どうして母上と父上を…」
傷幻 「テメェはこいつらのガキか。テメェの親はなぁ、幕府に反抗してたからよぉ。死刑になったんだぜぇ。バカな奴等だ」
闘王 「……傷幻…!!」
傷幻 「んあ!?クソガキが、俺様を呼び捨てしてんじゃネェよ!!んだ?親が殺されて悲しいか?大丈ォ夫!!すぐにテメェも逝けるぜぇエ!!!!!」
傷幻は、再び刀を構え、闘王に向かって突きつける。
幼い闘王は避けることも出来ず、横腹を刺されて倒れた。
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