第一章 ~不幸~

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数日後。 腹部の激痛と共に目を覚ました闘王は、目の前の現状に息を呑んだ。 両親の死体に、蠅がたかっていたのだ。 それだけならまだましだ。 が、その死体を、カラスがつついて、しまいには肉をちぎり、喰っている。 闘王 「く…っそぉぉぉおお!!!!!」 カラスは飛んで行ったが、蠅はまだ死体にたかっている。 闘王の脳裏に、炎が見えた。 何も考えずに右手を死体に向け、目を閉じ、炎を強くイメージした。 目を開けると、手の先の死体が燃えていた。
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