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「幕府に反抗したバカだ!!」
「一緒にいたら仲間だと思われるぞ!!」
「コイツの家、虫とカラスと血だらけなんだぜ」
「なに!?その白い髪!!」
「呪われてる!!」
否定出来ない。
近所の子供が、毎日闘王を殴りに来た。
汚い生ゴミや、カラスの死骸を家の中に投げてきた。
怒りが溜まった闘王は、この前のように、ダメ元で真っ赤な炎をイメージした。
子供達は、泣き叫びながら燃えていた。
すでに、闘王の心の中は、怒りと殺しの快感で染まっていた。
自分に与えられた不思議な力。
その力に溺れていた。
その頃から、反逆を企みはじめたのだった。
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