第一章 ~不幸~

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「人殺し!!!」 「幕府の敵!!」 「近付くな!!!呪いがうつる!!」 「悪魔!死神!!」 「ひい!!!目が合った!殺される!!」 子供の次は、大人だった。 大人達は、闘王に近付く事すら避けた。 ある日、食料を買いに、市場へ行った。 当然、この街の市場ではない。 殺摩の商人は、闘王には何も売ってくれないから、隣の街まで歩いた。 帰って来ると、街の一部から火があがっていた。 その方角には、闘王の家が。 走って帰ると、家が燃えていた。 犯人は、取り押さえられている女性に違いない。 女性は、闘王の家に向かって、泣き叫んでいた。 「子供を返せ!!!」
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