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変化
修業中の蓮寺は、
和尚
「よし!そろそろ修業も1年になることだし、
蓮寺!どのくらい力がついたか手合わせしてやろうじゃないか。」
蓮寺
「なんだ、じいさんが相手すんのか?
大丈夫か?」
和尚
「わしを、甘く見てるようじゃの、
なぁ、怪我しないよう用心するんじゃな。」
そして、俺達は中庭に立った。
和尚
「それじゃ、わしから行かせてもらうぞ。」
と言って、気を集中し始めた。
すると、離れた位置から手をかざし、
和尚
「はぁ!」
かざした手から、凄まじい波動が俺に向かって押し寄せた。
俺は、避ける事が出来ず、受け取る様に手を突き出した。
蓮寺
「はぁぁぁぁ!や、ヤバイ!
うぁぁぁ!」
俺は、吹き飛ばされた。
慌てて願寺が駆け寄った。
願寺
「蓮寺はん!大丈夫かいな?
和尚さん、やりすぎでっせぇ、
死んでしまうわ。」
和尚は、余程の気を使ったねか、もう息切れしていた。
和尚
「ちと、やりすぎたかのう?
願寺!病院に連れてく準備をしなさい。」
蓮寺
「痛ぇ!じいさんスゲェ~な!
手がひりひりしてるぞ。」
和尚は驚いた。
和尚
”わし、けっこう全力でやっちゃったんだけどなぁ、
骨折ぐらいするはずじゃが、ここまで力をつけていたとは ”
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