変化

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蓮寺 「それじゃ今度は俺の番だな。」 俺は、じいさんの真似をして気を集中させ、手をじいさんの方に向けた。 和尚 「ち!ちょっ!ちょっと!まった!まだちょっと!」 蓮寺 「はぁ!」 波動を放った。 和尚 「ちょっと!」 じいさんは、疲れで避ける事も防ぐ事も出来ない状態だった。 和尚 「ひょぇぇぇぇ!!」 じいさんに当たる寸前、願寺が防いだ。 願寺 「ふぅぅ、和尚さん危ない所やったの、 まともに、くろうたらヤバかったかもしれんで、 蓮寺の奴、急激に変化しとりますよ、 わても結構、力ついた思ったんやけど、 まだまだ、見たいやな手がひりひりしとる。」 そう言うと、願寺も気を集中し始めた。 願寺 「蓮寺はん!和尚さんの代打で、わてが相手しますわ、 これが止められたら、なかなかでっせ。」 願寺の気を集中している腕から、気の湯気の様なものがゆらゆらと揺れてた。 そして、波動を放った。 その波動は、凄まじいものだった。 蓮寺 「や!ヤバイ!」 俺は、寸前の所で確かに避けたが、あまりにも凄い威力で、吹き飛ばされてしまった。 蓮寺 「た!確かに避けたのになんだあの威力は!? まともに、くらったら死んでたぞ。」 願寺 「ハァハァハァ! もういいでっしゃろう蓮寺はん、 わかったやろう、まだまだて事ですよ、 こんくらい止めれへんようじゃ、 白神の奴らには、やられてしまいますよ。」 俺は、もっと強くならないといけないと思った。
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