出会い

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あれは、俺が犬探しで疲れて、3階建のビルの2階にある、事務所がわりにしている自宅に帰った夜だった。 営業中以外には事務所にはカギを閉め、 幽霊など深夜来客が入ってこない様に入口に札を貼っている それをやり終え、俺はソファーに崩れる様に横になり、そのまま寝てしまった。 草木も眠る丑三つ時、入口の前で物音がするのに、じん がきずき俺を起こしに来た。 じん 「おい!起きろ蓮寺!表に誰かいるぞ。」 俺は眠りを妨げられ、少し不機嫌な状態で立ち上がり入口のドアを開けた。 俺 「なんだ!!こんな夜中に!!!」 と、そこには、普通のおばさんの霊が慌てながら立っていた。 俺 「おばさん!なんだよ!こんな夜中に!」 おばさん 「あ!あ、あ、こんな夜分遅くすいません、 あの今、うちの娘が、 跳、跳び、跳び下り自殺をしようとしてるんですけど。」
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