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俺とジン
「はぁ~」
俺
「なんだよ、死にたいやつは死なせてやればいいんだよ、
おばさんも娘がそばに居てくれた方がいいだろう。」
俺は冷たく答えた。
おばさんは、じぃーと俺の目を見て、話し出した。
おばさん
「娘は、娘は小さい頃から人の気持ちが分かる子で、誰にでも優しくて、
なのに、中学の時にお父さんが事故で死んでしまってから、家にこもる様になってしまって、
高校も休みがちだけど、行く様になって、少し気持が落ち着いてきたのかと思ったら、
ある日突然、「私、人の気持ちが触っただけで分かるの。」
なんて言いだして、
心配して、心配して、
その時に、私が事故で死んでしまって、
もう、心配で、心配で、
成仏できないでいるんです、そしたら、もう・・・・止めに行きたいんですけど、私ではどうにも出来なくて、
助けてもらいませんか。」
たぶん、俺とじんは同じ事を考えていたと思った、
よくしゃべる、おばさんだ。
俺
「わかった、わかったよ
だけど、一応、仕事の依頼として報酬は払って貰いますよ。」
おばさん
「お金も何もありませんよ。」
俺
「10万ぐらい持ってないのかよ娘さんは、
て言うか、何処にいるんだい娘さんは?」
おばさん
「あれ、言っていませんでしたか、
このビルの屋上です。」
俺とジン
「ここかよ!!!」
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