出会いそして別れ…

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イライラする青年の元に笑いを堪えながら一人の男が近付いていった。   「プッ…よっ…よぉケニー!ダサい鎧のせいでステラにパーティーから外されたって本当か?…プッガハハハハ!」   男の笑いで周りの我慢も限界がきて全員一斉に笑い出した。 なにも我慢の限界がきたのは彼らだけではなくケニーと呼ばれた青年自身何かがキレる音がした。   「ミッチ…てめぇ言葉には気をつけやがれ!!」   『ガンッ』 ケニーは振り返り様にミッチと言う男の顎に拳をお見舞いしてやった。 不意な一撃に脳みそを揺らされたミッチはその場に泡を噴いて倒れてしまった。 一瞬空気が静まり返ったが、泡を噴いて倒れているミッチを見た一人が プッ…と笑いを堪えきれず噴き出すと場内は、また一斉に笑い出した。 ここの住人は面白ければなんでもいいらしい。 ミッチを殴りストレスが治まったケニーはまた椅子に座った。
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