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と、そこには少年を見下すように少女が立っていた。
少女もまた全身に鎧を纏っていて肩には銃が下げられている。
顔が青ざめていく少年。
「ス……ステラ」
少女の名前のようだ。
少年の声はあきらかに震えていた。
それもそうだろう。今ステラの顔は鬼と見間違わんばかりの形相になっていた。
「ケニー…いい度胸してるわね…」
少年はケニーと言う名前らしい。
ステラは鬼の形相から一変ニコッと笑ったかと思っと肩に下げていた銃をケニーに振り下ろした。
ゴスッ…ゴスッ…ゴスッ…
鈍い音と共に緑の絨毯は赤く染まった。
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