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う~ん、いい朝だ。石橋恵こと僕だ。
今は両親と一緒に登校中。僕の両親が経営している緊急病院は学校から歩いて30分かかるんだ。遠いのにわざわざ一緒に行くなんて僕達くらいだと思う。
「パパ♪
今日のお弁当はパパの大好きなミートボールよ♪」
「ママ、ありがとう♪
ママは結婚式あげた頃よりずっと好きだよ♪」
「まぁ、パパたら♪」
まぁ、一応パパとママです。ホント、朝からメロメロで困るな。
「お母さん、お父さん。
学校行って来るね」
「「恵~(泣)」」
両親は僕を溺愛してるんだ。僕は恥ずかしいのになぁ
「お父さん、お母さん!!
そんな大きな声で騒がないでよ!!」
「「女顔で言われたってねぇ…」」
うっ
確かに僕と周りにいる人達も認める女顔だ。なんか、悲しいなぁ。
僕達はこうして別れたけどあんなに早く会うとは思わなかった。
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