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校内に入ると可愛い女子生徒に会った。その子の名前は天坂由紀(あまさかゆき)ちゃん。今日、僕が告白する人。由紀ちゃんは周りから共に可愛いと言われる。うん、共にと言うのが気にくわないけど…
しかも、由紀ちゃんは大の男嫌いらしく男では僕しか口を聞いてくれないんだ。
「恵君、考え事?」
「ううん、なんでもない。由紀ちゃん、大事な話しがあるんだ。来てくれる?」
「うん、いいよ」
屋上に向かう途中、由紀ちゃんはニコニコ僕に笑い掛ける。僕もつい笑い返した。
屋上に着いて僕は思いを告げた。
「由紀ちゃん、僕…
僕ね、由紀ちゃんのことが大好きなんだ。
だから、付き合ってくれませんか?」
「えっと…
その…
ごめんなさい!!」
由紀ちゃんが屋上に出て行った時僕は泣いてしまった。
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