第一章

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私は春木真緋(ハルキ マアカ)。 この学校に来て早2ヶ月が過ぎ、クラスの人間にもだいぶ慣れてきた。 「行ってきまぁす。」 玄関のドアを開けるとまだ生暖かいふわりとした風が頬を撫でる。 (…そうだ。今日の5限の情報処理は自習だったっけ?しかも今日日直だったような…。) 私は考え事をしていた。 でも前方不注意で人にぶつかるなんて事はもうしない。…はず。 …と思ってたら背後から 「まあかちゃーん!おっはよ!」 腰を抱きしめられて動けなくなる。
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