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王様は幸せを知り、この世界をより良いモノにし始めました。
だから、王様は戦争が起きそうになるとそこに現れ、リリンが死なないように努めました。
そして、王様がもっと幸せになれることが出来ました。
「あなた、見てください。この子があなたの息子ですよ」
王様とお姫様に子供が生まれたのです。
「お……おぅ……」
王様は男の子を抱き上げ、不思議そうな顔でその子を見つめました。
そして、男の子も王様の顔じっと見つめました。
「……きゃは!」
王様に抱っこをされて嬉しいのか、男の子は輝くような笑顔を王様に見せてくれました。
「あなたが父親だと判っているようですね」
お姫様も同じように笑顔で言いました。
王様も二人の笑顔を見て自然に笑顔になりました。
そして、この幸せがずっと続くように祈りました。
けれど、その幸せはあまり長くは続かなかったようです
王様のお家が焼かれてしまいました。
王様が大事にしていたモノが焼かれてしまいました
そして、お姫様も………
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