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初めてあなたが泣いてた
もう全てが..終わったんだね
社会に破れた夜。
何て声をかけたらいいか..わからないよ
夢の為になくした幸せな家庭は前を向けず、ただ悔しくて泣いている。
二人は雪降る夜の砂浜で季節外れの線香花火を見つめてる
この火種が落ちて、未練がなくなったら
..そしたら終わりにしよう
(……ぽた)
二人は手をとって歩き始めた
海は冬色に哀しく光っていた
全身に冷たさが伝わる。
「もう終わりだね」
彼は寂しそうな笑顔をしてた
そのまま...二人は目をとじて極寒の海へ.......
(これで無になった。ずっと一緒だね)
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