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入学式が終了したネルとフェルは先輩方に教えてもらった部屋に向かって、そのままベッドに向かい寝た。
次の日
「ふぁ~おはよう……フェル」
ネルはまだ寝ぼけているのか、元気のない声でフェルに挨拶した。
「全く。ネルネルは朝に弱いんだから~」
フェルは既に起きており、ネルのベッドの横で読者していた。
そんな中、部屋のドアから―トントンと音がした。
「フェルちゃん~ネル君~起きているかな?」
アリスの声がした。いつもながら元気な声である。アリスは声を二人にかけてからドアを開け。フェルとネルの部屋に入ってきた。
「はい、すみません。俺、朝弱くて...」
寝ぼけた声でネルがアリスに言った。
「やれやれ。ネル君!フェルちゃんはちゃんと起きてるのに~。少しはフェルちゃんを見習いなさい!!」
朝からアリスはネルに説教していた。アリスが説教している中、向こうのドアから人が入ってきた。
「アリス。お前何しに来たんだ?全く……試練について話に来たんだろ」
呆れた様子でやれやれとした顔でグリートはアリスに言った。
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