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「あれ?聞いてないのか、おれら三年生は一年の引率を頼まれているんだ」
と大男がネルとフェルに言った
「確かそうだった……すみません」
ネルが大男に謝っていると、向こうから少女が全力疾走で走ってきた。
「グリート!何で起こさないのよ~マジであんた死ね」
ネル達の目の前にいる男に言った。
「お前が起きないからだろうが!まったく」
と呆れているグリートは
「あの…すみませんが、グリート先輩。その……その女の人は誰ですか?」
フェルがグリートに尋ねた。
「あぁ、すまんな。俺の名前もこいつに言われるまでは知らなかったんだよな?すまんすまん」
笑いながら謝ってから
「こいつの名前はアリス=マーティン三年生火(ケーン)の双槍だ」
グリートの隣にいる少女はかなりの美人であり。髪は肩より長く、色は紅、目の色は紅。
グリートがフェルとネルにアリスについて教えるとネルが、
「アリス=マーティンって……この商業都市では一番の火使いであり、たった一人の双槍使いの」
ネルがアリスの事を言っていると
「お!…じゃなくて。確かネル君だっけ?」
とアリスがネルに言ったネルが元気良く
「はい!!」とアリスに返事すると
「君は間違った説明をしているわ、私はこの"商業都市"で全ての魔法使いで一番強いわ。嫌、ほかの都市もいれても私は一番ね」
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