きはずかしい感情

4/13
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
学校に行ってみると誰もいない。そりゃそうだ。私は願いこ゛とをしてるうちに足が遅くなっていた。学校につき門をくぐる。しばらく歩いたのち足をとめ、学校の玄関にはりだされたクラス表を見る。「げ、あけみと同じクラスだ」また、何を言われるかわかったもんじゃない。´`私はクラス表を見たまま、茶色いアスファルトにただ立ちつくした。 隣に黒いズボンが見えた。寝坊したんだろうか?スラリとした長い足。色素の薄そうな白い肌。他の人が着ると何でもない学ランもまぶしく見えた。男はその整った顔だちで私を見た。そして、眉をしかめにらんだ。かと思うと目をそらし、学校の中ヘと歩きだした。image=46975804.jpg
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!