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「はいっ………指きり…………です」
涙を服の裾で拭って私は彼の小指に自らの小指を近づけて指きりをした
私は少し彼に微笑みながら……………
彼は小さく笑った私に
「やっぱりいちるちゃんは笑顔が一番やな♪」
そう言って彼は歩き出して私に言う
「ほらっ早よ行くで♪お腹空いたな たこ焼きでも食べるか?」
私は彼の背中が大きくて暖かい、いや その存在自体に手を伸ばしたいと、その時思ってしまった
だけど
何かが私に歯止めをかけて一歩前に踏み出せない
何故だろう……………
予感がしていたからでしょうか……………
それとも……………
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