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『乃亜、グレープより林檎が良い…』
今にも泣き出しそうな顔をした
トトは慌てて店員を呼び、林檎ジュースを追加した
いちごから乃亜に変わったのを考えている余裕などこの時のトトには無かった…
『お待たせ致しました』
『わぁ~い林檎②♪飲んで良い?』
うき②わく②してる顔の乃亜
トトはつい意地悪をしたくなり
『だめグレープジュース飲んでから』
と言ったら、乃亜は考え込んでしまった
『嘘②♪林檎ジュース飲んで良いよ(笑)』
乃亜は満面の笑みで林檎ジュースを飲み始めた
『おいちぃ~♪』
殆ど飲み終えた頃、グレープジュースにも手を出した
トトは恐る恐る聞いた
『いちごちゃん?』
『なぁにぃ~?』
と足をパタパタさせて返事をした
トトは笑った
いちごに笑ってる理由を聞かれたが、思い出し笑いしたと嘘を吐いたのだった
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