癌の闘病記

発見

そして医師がおもむろに「ご主人まことに残念ですが…奥さんの腫瘍は悪性でした」耳を疑った私は，すぐに理解できず，は？？「これが卵巣で，これが子宮で，これが大腸，左の卵巣が破裂して癒着して…」途中から医師の話が聞こえなくなり，その場に崩れて泣いた…。しばらく立てなかった…。手術室を出た私は，家内の両親に電話した。電話の向こうで泣く声を聞いて，また一緒に泣いた。私の親に電話した。親もいきなり癌であることを告げられ，やはり電話の向こうで泣いた。また一緒に泣いた。私の友達に電話した。