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みんな,息を呑む声に続いて泣いた。職場の上司に電話した。上司も思わず息を呑み,しばらくして励ましの言葉をもらった。しばらく休暇を取るよう言ってもらった。一通り連絡を終えた私は,また一人病室へと戻り,電気も点けずに暗い中じっとしていた。時間の経過なんか分からなかった。
看護師が部屋のドアを開けた。「手術が終わりました。どうぞ3階へ。奥様もそろそろ麻酔から醒めている頃かと思います」時計を見ると24時のちょっと前。看護師に付添われて術後の患者が待つ部屋に。
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