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仁 「和樹のやつどうしたんだ??」
仁、優太と和樹の距離は約8メートル。仁は和樹がどうしたのか優太に声をかけてみたが、優太たから何も返ってこなかった。
優太はめんどくさがってそこに立ったまま和樹のところへはいこうとしない。
仁 (しかたないな…)
仁は優太が動く気がないことを察知して、一人で和樹のところまで歩いて戻った。
そして和樹のところまで戻ると和樹の顔の近くにしゃがみ込む。
仁 「おい和樹!!」
仁は和樹の背中を揺すりながら言った。
和樹「………」
しかし仁から返事は返ってこなかった。
仁 「和樹!!
早くおきねぇとおいてくぞ!!」
和樹「…まっ、まってくれ……ちょっと、うごけねぇ……」
和樹はとぎれとぎれに言った。
仁 「どうしたって言うんだよ!??」
和樹「…はら……」
仁 「はら!?何がいいたいんだよ」
和樹「腹…腹が減ってもううごけねぇ……」
仁 「なんだ、そんなことかよ…
優太!!こいつ腹減って動けねぇんだって。早く昼飯くいてぇなら引っ張っていくしかねぇぞ?」
優太「はぁ!?まじかよ…」
優太は文句を言いながらも戻ってきた。
優太「片腕ずつな」
そう一言言うと和樹の腕を持ち、仁も和樹の腕を持つ。
そして和樹を引きずって教室まで戻っていった。
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