11096人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよー」
そんな挨拶でにぎわう朝の教室。そんな中一人だけ机に覆いかぶさるように寝ている少年がいた。
??「おい仁、起きろよ。先生来るぞ」
仁 「んー・・・なんだ和樹かよ。朝からうるさいなぁ」
和樹「"なんだ和樹か"じゃねえよ。せっかく起こしてやったのに」
仁 「わりぃわりぃ、寝ぼけてた…パンやるから許せよ」
そう言うとかばんの中からパンを出して和樹に渡す。
和樹「しかたねぇな、これで勘弁してやるよ」
そういうと自分の席に着く。ちょうど担任が来たのだ。
HRが始まると同時に仁は寝はじめた。
キーンコーンカーンコーン
起きると4時間目終了のチャイムだった。
和樹「おい帰るぞ」
仁 「なんでだよ!?今昼休みだろ!??」
和樹「やっぱ聞いてなかったか。今日は職員会議だから早いんだよ。昼から暇か!?遊び行こうぜ」
仁 「わりぃ今日は用事あんだわ」
和樹「『今日も』の間違いだろ。しかたねぇから帰るわ。じゃあな」
すると和樹は諦めたのか帰っていってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!