扇動

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輸送車「あなた方が護衛のリンクスですね、よろしくお願いします。時間がありませんので急ぎましょう。」 スワン「前方にノーマルと、多脚砲台、ミサイルトラックを確認しました。」 , ユウ「OK!で、どう行く?」 , キョウ「ユウは、ノーマルを頼む。俺はトラックと多脚をやる。」 , ユウ「オーライ!」 ドゴォォン! ユウの拡散バズが鳴り響く。そして、散らばった弾丸がノーマルの装甲に食い込む。 , その刹那、ノーマルは鉄屑と化した。 ユウ「まだまだ!」 左手のマシンガンが火を吹く。 バズーカで弾き、マシンガンで風穴を空ける。 ユウ「…!!」 バシュ! 間一髪でミサイルを避けた。 ノーマル「何!避けただと!」 ユウ「んな弾、当たるか!」 谷の上にいたノーマルにミサイルを浴びせる。 ノーマル「くそっ!あが…」 ユウ「かなり始末したぜ!」 キョウ「まだまだ、沢山いるぞ?」 ユウ「弾切れしないと良いな…。」 スワン「ユウ、しっかりしなさい!!」 まるで、母か姉のような口調だった。 , キョウ「弾が心配なら、斬るしかねぇだろがぁ!」 右手のライフルを捨て、ブレードを出した。 格納式とは言え、威力はかなりの物だ。 キョウ「ちんたら、してんなよ!」 ノーマルに斬りかかる。 ブァィィン…。 バターのように溶けていく。 アラームが響く。 キョウ「しまった!」 輸送車が一台破壊された。 肩のフレアを射出する。 フレアとはミサイルを熱で撹乱させる兵器の事。 ミサイルが反れる。 チェインガンを起動させ、トラックに撃ち込む。 ドガガ…射出音と廃莢の音が凄まじい。 こうした小競り合いの中、最短ルートのトンネルまで辿り着いた。 スワン「トンネルを潜り抜ければエリア外となります。弾薬が少ないですから気を付けて。」 ユウ「オーライ!」 キョウ「俺は、崖の上から行く。」 ユウ「どして?」 キョウ「用心のためだよ。」 そうして、トンネルも終わりに近いて…
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