プロローグ

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全てには始まりがある… この悲劇の物語も例外では無い これはある二人の人物が出会う所から始まる… ビルの会議室… 黒いスーツを着た二人が会議室のガラス近くで話していた ???『上から見下ろすのはやっぱりいいね…そう思わないかいアーナルド君』 アーナルドはそう言われると外の様子を見る 青空がオレンジに変わり、街並みもオレンジに反射した 遠く、東の空から徐々に闇が迫ってきて街並みを包み始めた アーナルド『確かに…上からの景色はいいですね』 ???『アーナルド君…私はそんな意味で言ってはいませんよ』 アーナルド『クレストさん?』 アーナルドは不思議そうな顔してクレストを見る クレスト『私が言いたいのは…人の上に立って、人を見下ろすことが素晴らしいと言ったのだよ』 クレストはアーナルドを見て言った アーナルド『……そうですか でも本当にあんな事をやるのですか』 アーナルドは不安そうにクレストに聞いた クレスト『あぁ…もちろんだよなんでそんな心配して聞くんだね… 君の財産と私の計画があれば何も心配する事はない』 そう言われたアーナルドは アーナルド『しかし…』 まだクレストの計画に心配しているようだった クレスト『それとも君は私を信用していないのかい』 アーナルド『いえ…そんなわけでは…』 クレスト『なら、私を信用していればいい それより今は祝わおうか』 そう言うとアーナルドは顔を縦に振り、机にある電話で下と連絡した するとアーナルドの部下が冷えたシャンパンとグラスを持ってきた ゆっくりとグラスにシャンパンが注がれる それを手にした二人 クレスト『我々の新たな組織…BlackHandに』 アーナルド『乾杯』 チャリン 外は車の光や建物の光で明るくて綺麗だった… しかし、夜空だけは違かった…そこにはただ永遠と広がる闇だけがあった それはまるで今から起こる事を予想していたかのようだった クレスト(ついに始まる… 世界をリセットし、私が王と君臨するための計画が…)
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