学級レク

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ブルルルル!ブルルルル! 携帯のアラームが一人の男に起きる時間がきた事を知らせる 男は手探りで携帯を探し顔を枕に埋もれながらアラームを止める ???『せっかくの夏休みなのに、ゆっくり寝たい…』 そう言いながら俺はベッドから身体を起こした 欠伸をしつつ洗面所へ向かった 今日は学級レクがあり、ビーチで泳ぐ事になっているしかもその後はペンションでBBQをして一泊する予定 ???(今年受験だけど…こんな事していいのか、まぁ~俺は楽しい事は好きだから普通に行くけどね) 俺は湘北未来高校の三年生 バリバリの受験生 えっ!?その事より名前を教えろって、えっと…俺の名前は武藤 幸治 俺は特に勉強が出来るってわけでも無いし、運動神経が良いわけでも無い…簡単に言えば、普通の高校生です でも…周りのみんなは俺を天然って言ってくる俺は普通なのに 今、俺は鞄の中を確かめている 鞄には洋服の着替えやタオル、お菓子など、結構いろいろと入っていた 幸治『準備も出来た事だしそろそろ、集合場所に行くか』 そう言うと鞄を持って玄関へ向かった 幸治『あっ、しまった』 俺は鞄を玄関に置いて、玄関の反対の方向に歩いた やっべぇ~忘れるところだった 俺がいた部屋は和室だった、玄関より少し離れた場所だ そこにあったのは…… 仏壇……二枚の写真が飾られていた 幸治『おはよう、母さん、父さん、今日学級レクがあるから出掛け来る』 二枚の写真は俺の両親 両親は俺が小六の時に交通事故で亡くなっていた 両親が亡くなった後は祖父と祖母が面倒を見てくれた その後、高校生になった俺はいつまでも二人に迷惑をかけるわけにはいかないのでアパートで一人暮しを始めた 俺はそこでしばらく手を合し、荷物を持ち家を後にした 今まで、俺は独り言を言ってたが…癖なんでみなさん暖かい目で見てやってくださいお願いします
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