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俺は今、湘北未来高校に向かっていた
今日は高校の広場に集合する事になっている
広場は高校の目標が書かれた石碑の周りの事だ
それは校門を登った所にある
バシ!
幸治『いて!』
俺は後ろから急に頭を叩かれ、頭を押さえつつ後ろを向く
そこには俺より少し身長が高い男が笑いながら俺を見ていた
???『ハハハ、珍しいな学校の時はいつもぎりぎりにしか来ないのに今日は早いじゃないか』
幸治『失礼だな、ちゃんと2分前には学校にはきてるだろ優助!』
優助『それを一般人はぎりぎりって言うんだよバ~カ』
こいつの名前は阿佐蔵 優助、高2に知り合って、気が合い友達になった
なかなかのイケメンで楽しい男だ
何故こいつの悩みが彼女が出来ない事なのか疑問に思うが…欠点があるからなこいつ
優助『あっ!そう言えば、昨日マックに行った時に美人の店員が居て、そんでもって胸もデカイときた、もう…ゲットするしかねぇ~と思ったけどよ、俺も人前だったからナンパ出来なかった…
本当に美人だったなぁ~』
優助はデレデレした顔で言った
よほど美人を見れて嬉しかったんだろう
幸治『そうかぁ…それはいい思いしたな』
そう言うと優助はチェッと舌を鳴らした
優助『何だよ、お前…つれねぇな、男ならもう少し食いついてこい
例えば…どこのマックで見たかとか何時頃見たかとか、聞けよな』
幸治『ふ~ん
ただお前が言いたいだけじゃないのか』
そう言われた優助はビクついて足を止め、俺の顔を見た
どうやら図星だったらしい
優助『もう幸治なんて…死んじゃえ~
いいよ、一人で妄想しとくから』
優助は最初、捻くれていたがすぐに顔がニッコリとなって不気味に笑っていた
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