chapterⅠ

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しかしコウの口は止まらなかった。 『それでね学校の先生がね・・・』 ついに石が完全な黒になった。 「ありがとうコウくん。これでボクは外にでれるよ」 『アンくんどうし・・・』 アンの体が一気に真っ黒になった。 黒くないのはくすんだ目だけだ。 「ボクは闇“アン”だよ。キミは光“コウ”でしょ?」 『え?』 「辛かったよ。キミが外で元気に遊んでるのが。とても辛かったんだよ?わかる?コウくん」 『アンくんなにを言ってるの?』
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