第2話 助っ人部?

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 それは高校生になってすぐの事だった。 「よう、由幸」  この背が高い男は高瀬弘也、小学生の頃からの付き合いだ。 「弘也どうかしたの?」  僕は弘也が右手に持っている紙を見逃さなかった。 「あぁ、とりあえずこれを見てくれ」  弘也から貰った一枚の紙を見てみる。 そこにはこう書いてあった。  「部員募集中! 助っ人部。面倒くさいのは無し! とにかく来てみて!」 「・・・・・・」  なんか省きまくっているが、これはすごいと思った。 「助っ人部?」 「あぁ、そういう事だ。一緒に入らないか?」  弘也の狙いはそれか。  そしてもうひとりの幼なじみがきた。 「なにおもしろい事を話してるの?」  この長髪の女の子は雹堂南、彼女も弘也と同様小学校からの付き合いだ。 「これ」  僕は紙を南に渡した。
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