- K.side -

4/7
前へ
/16ページ
次へ
    ひらり、ひらひら 彼が微笑んだ 俺ではない、男に微笑んだ 彼の手が腕が、奴の身体に巻きつく 呆然と立ち尽くした俺を嘲笑うかのように 口づけを交わす彼と、目が合った 胸が焼ける 喉が渇く ― 僕ヲ彼カラ奪ッテミル? 瞳から発せられた彼の声が、脳に響いた 抑えられていた理性が 翅を纏って、飛んだ  
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加