ー小さな私ー~雷鳴編~

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気が付くと辺りは夜になっていて大きな屋敷前で倒れていた。動こうにも体が動かず、そのまま気を失った。 「…ふぅ…全く首領は…え!!人ってこどもぉー!?首領!!」 叫びながら誰かを連れて来た。 「なんだいいきなり、折角女の子と話していたのに…」 ガッ! 鈍い音がする。 「女の子が倒れているの!!」 「おや…この子は、もしかすると清水家の、清水 雷鳴ちゃんじゃないかな」 「え!?だって清水家は全滅したって…」 「この子の刀は清水家の刀長刀黒我聞だ!奇跡的に生き残ったのかもしれないね!よし!この子を我が『風魔の里』にいれよう!!」 『私は独りになった。でも今は悲しくない、やるべき事があるから…』 そして中学に入った頃雷鳴は、森羅万象の持ち主を見極めるために捜しだすのだった…
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