海棠のねむり未だ足らず

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「…お前が作ったの?」 「そうだよ。嫌いなもの、ある?」 「ない」     麗くんはまだ眠そう。けど、制服に着替えてる。カッコいいー。 僕まだ着替えれてないや。まだ時間あるし。     「…麗くん、どう?」 「…んまいよ」 「ほんとに?…よかったぁ…」     いけね、素に戻ってた。     「あ、じゃあ、僕、着替えてくるから、終わったら食器、シンクの中にいれといて」 「ん」       白薔薇学園の制服は、白を基調とした制服で、上品な感じ。 前の学校は学ランだったんだよネ。ダサかった。   あー。僕きもーい。制服綺麗なのに、僕の顔、駄目じゃん。 寝癖は?OK!顔は?ダメだ~みたいなね(笑) はー。いじめられるよ、絶対。
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