豪華絢爛

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そう、門の前にいるんだ。学校のね?お城じゃないんだよね? …僕の前にあるのは、白い、大きな門だ。学校にあるような門じゃないと思うんだ。 けど、横に『白薔薇学園』と書いてあるんだ。英語で、筆記体で。 …もう、城だろう。城でいいじゃないか。       「あの、すみません」       とりあえず、インターフォンらしき所に話しかける。 すると返答がかえってきた。     「どちらさまー?」 「あ、今日から転校して、入寮予定の朝霞妃です」 「あーはいはい。入ったら真っ直ぐ進んで、噴水のところで左に曲がってね」 「わかりました」     すると、門が開いた。
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