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period0<崩壊>
ムーンカラミティ<月災害>
熱い夏のある日、それまでの日常は打ち砕かれた。
月が『開いた』のだ。
誰もがその目を疑った、昼で有りながら青きその姿を天に写す月に突然、穴が穿たれたのだ。
そして、その月に突如発生した異常な超重力により、世界は大災害に見舞われた。
巨大な津波、
荒れ狂う嵐、
轟く大地、
それらの災害により人類はその半数以上を失ってしまった。
それに伴い各国の政治は大混乱に陥り、一時は各国間の情報交換さえ不可能なほどその災害は大規模であった。
その災害より７ヶ月後、北海道のある都市。
人類はまだ、
その意味を知らない――
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