period0<崩壊>

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  学校には未だに馴れない、顔と名前が一致しない、殆ど出席して居ないんだから当たり前なのだが……。   今日もいつものように、宛もなく街をぶらついている、北海道の街並みは前に住んでいた所よりもずっと低くて、どこか空が近く感じた。   ふと見上げると青い空に幾筋、雲が伸びる、自衛軍の主力戦闘機F‐108Bが、東へ向け編隊を組み飛んでいくのが見えた。   「珍しいな……」   まるで、これから戦争でも始めるような雰囲気さえ感じた、だがそんな事は有り得ない、何故ならば戦う相手も、戦う余裕も無いのだから。
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