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天真正伝香取神道流(てんしんしょうでんかとりしんとうりゅう)は、室町時代の中期に創始された。
下総千葉氏に属する武将の飯篠長威斎家直(いいざきちょういさいいえなお)によって創流された。
家直は、幼少より家伝の武術を学び、千葉家に仕え多くの合戦に参加した。
しかし、千葉氏は滅亡。
その後、香取神宮に千日千夜の大願を起こし、斎戒沐浴して武術の修行に日々没頭した。
そんな日々の努力が実ったのかある日家直は、
「汝、後に天下剣客の師とならん」
という香取大神の神示と、兵法神書一巻を授けられたと伝えられる。
神道流、香取神道流に並ぶ兵法三大源流の一つとして時代を越え、現代に至っている。
剣術の他、居合や柔術。
棒術、槍、薙刀、手裏剣。それに加えて、築城法や風水、忍術、呪術等も伝承され学ぶ…まさに総合武術である。
現代の世に至っても最古の武術流儀であり、貴重な名流である。
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