114人が本棚に入れています
本棚に追加
家事…
で、得意だったのは料理だった。
新作が出来ると得意げだった。
姉貴は元々料理が得意で作るのが、すごく早かった。
わたくしは、元々あまり料理が得意じゃないので、もっぱら洗い物係だった。
ただ、洗濯だけは、苦手な父上だった。いつも、しわくちゃのまま、干しちゃうから、姉貴に良く怒られていた。
干す係は父上。たたむのはわたくし達の係だった。
掃除は日曜にするのだが、決まって父上が朝一番に起きるので、起きる頃にはほとんど、終わっていた。そして、父上からの雷が落ちる…(恐)『お前らも掃除ぐらいしろ💢』と。けどそれに向かって姉貴が言い返す『やるからおいといて💢』と…日曜の朝からバトルが始まる…
しかし、父上が最後に一言…
『玄関だけは、お前らで掃いてくれ』と…『お母さん居てなくて、年頃の娘が二人も居るのにて、近所に笑われるわ…』と。
結構、プライドの高い父上だった。
でも父上が作る、アジの南蛮漬け、滅茶美味しかった。
主夫としては、かなりの完璧だった。
だけど、父上にも一つだけ、欠点があった…
最初のコメントを投稿しよう!