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心の中でなら、気障な台詞をいくらでも言えるのに、可笑しいね。
いざ言葉にしようとすると、君を怒らせるものにすり変わってしまう。
こんな事なら、もっと君に素直な気持ちを伝えておけばよかった。
傷つけて、ごめん。
君を試す様な事ばかり言って、ごめん。
ただ、不安だったんだ。
君を誰かに取られはしないかと、僕はただ、必死だったんだ。
泣かないで…――。
心の中で何万回も言った「愛してる」を、今、云うから……。
だから、泣かないで。
僕が笑ったら、君も笑ってくれるかい？
僕にはまだ、君の涙を拭う権利はあるかい？
僕は、心から君の幸福を願っている。
――出来ることなら、僕が幸福にしたかった。
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