シグナル―危険信号―

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・・・・・・・・・・・・『ぴ』? ウンコマンはそういって指を天に向けたまま動かなくなったようだ。 「おい・・・・ウンコマン・・・・一体何がした・・・・」 ガラガラッ っち・・・・先生が入ってきやがった・・・・ 「さぁ、授業を始めようか」 皆、席に着いてノートやらなんやらを取り出した。 ウンコマンを除いて。 「おい、ウンコマン。いいから早く準備しろよ」 「え?何が?」 「だから、授業」 「授業・・・・。 ってか俺病院にいたんじゃないのか? 寝てたはずなのに・・・・」 神だ。 こいつ、神だ。 今まで寝てやがった。 こいつ、「ねぼける」という常識を覆しやがった。 「あぁそうか。俺寝呆けてたのか」 ちゃっかり塾の準備をしてるあたり寝呆けているのかは分からないが。 「さ、じゃあ今日は・・・・」 数学の講師が、ホワイトボートにグラフを書き出した。 あぁ、二次関数か。 「よし、じゃあこの問題。ウン・コマン。解いてみろ」 「・・・・」 お、考えてるな。 「少子化です・・・・か?」 いやいやいや。 神か。 なんで、二次関数から少子化の3文字が出てくるんだよ。 「ほぅ・・・・なぜそう思う?Mr.ウンコ」 やっべ、なんかカオスんなってきた。 「ずばり・・・・この凸のグラフは、アインシュタインの「赤子出産多々減少理論」に当てはまります」 まてまてまて。 偉大なるアインシュタインをそっち側の人間にするな。 まず、そんな理論ないから。 ってか、それ少子化じゃん。 「どうですか?先生?」 「おちんちーん!!」 え? 「君最高だよ!!一緒に北京出よう!!」 「はい喜んで!!」 なんだよ。 しかも北京オリンピックもう終わってるし。 そんなことを思いながら、俺はふと隣の女子を見た。 カリカリカリ・・・・ 何か書いてる。 ごめんねーちょっと見せて・・・・ッッッ!? なんでコイツ今この状況で、すごろく作ってんだよ。 しかも、1マス目 「時計を買った。時間がわかるようになった」 主旨が掴めねぇwwwwww
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