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魔理沙「そうだな。ひさしぶりにいかもしれないぜ?」
妖夢「え…」
一瞬、妖夢の顔が強張った(こわばった)。
霊夢「もしかして妖夢…怖いの?」
そういうと、妖夢の顔が真っ赤になり、うつむいてしまった。
霊夢「半霊が何言ってるのよ。」
もっと赤くなった…湯気が出てきそうだ。
輝夜「じゃあ、今夜の丑三つ時に迷いの竹林前集合でいいかしら?」
私たちは全員頷いた。…妖夢は幽々子の袖(そで)に捕まったままだけど。
魔理沙「そういえば、霊夢」
霊夢 「なに?」
魔理沙「さっきは何の夢を見ていたんだ?霊夢が泣くほどの夢はそれなりに気になるぜ。」
さっきの夢…
霊夢「もう忘れたわよ。」
なんだろう…とても大切な夢だった気がする…。
咲夜「それでは、私達は一度紅魔館に戻ります。」
幽々子「それじゃあ私たちも。」
肝試し…か。
魔理沙「楽しみだな。肝試し。」
霊夢「暇じゃない分マシだわ。」
博麗神社に静寂が降りた頃、霊夢は魔理沙に取られまいと棚に隠していた 羊羹(ようかん)を食べていた。…魔理沙も今は寝てしまっている。
あと、三時間…
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