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う~ん…
この道であってるんだよなぁ…
いくら進んでも何にもない。先程、もしかしたら迷ったのではないか、と思ったのだが、紫の足跡を見つけ、足跡に沿って進んで来た訳だが…
途中で足跡が消えていた。恐らく隙間を作って帰ってきたんだろう。あまりにもつまらないから。
霊夢「なんか、静かねぇ」
魔理沙達がいないとこんなにも静かなのか。
?「そこの人間!」
奥から声が聞こえた。私に向けた言葉だろう。聞いたことのある声だ。
霊夢「誰?」
その声の主は奥からスッと現れた。
慧音「満月の夜に現れるとはいい度胸だ。」
慧音…だけど、頭に角が生えてる。
霊夢「これが肝試しの肝?」
慧音「あの人間には指一本触れさせん!」
旧史『旧秘境史ーオールドヒストリー』
霊夢「うわ!いきなり、何よ!」
霊符『夢想妙珠』
危なかった…あの時の慧音とは格が違う…。
霊夢「本気で行かないといけないみたいね…」
霊夢は必死に慧音の符を避け、攻撃し、打ち勝った時には、もう体中に傷が入っていて、一発まともに喰らった時には意識が無くなりそうになった。
霊夢「早く…戻ろう…」
自分の体の限界も考えて引き返すことにした。
?「待ちな!」
また、誰かの声がした。次も戦うことになってしまったら、もう…
霊夢「あいにくだけど、かまってる暇無いの。」
妹紅「私の親友を倒しておいて、それはないんじゃない?」
人間…だけど、まがまがしい何かを感じる。
妹紅「さようなら…」
『リザレクション』
私はキズのついた体を一生懸命に動かし、一度、妹紅を倒した…が。
妹紅「なかなかやるわね。でも、不老不死のこの体を相手にどれぐらいもつかしらね!」
『リザレクション』
霊夢「くっ!」
駄目だ…意識が…
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