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『──ため息ついたら幸せ逃げるよ』
マィ:「ッ!!!?」
俯いていた頭を思いっきり上げ、キョロキョロ周りを見渡す。
ウッ…またキモチ悪く…υ
だけど
……
誰も……いない?
マィ:「…へッ?!」
頭に ? が浮かぶ。
確かに今 頭の上の方から なんか可愛い声が聞こえた…ような?
でも誰も いない…
酔ってるから、幻聴??
そうだ、そうなんだ。って自分で納得しようと
またため息ついた──
そのとき!!
『ため息ついたら幸せ逃げるよ~』
マィ:「ッッ!!!!」
ま、またァ!!?
今度は横の方から聞こえたんだけど!!
何なになに何~~?!υ
『ァハッ!お姉チャン面白い!』
私は怖くなり、手で耳を押さえ目をギュッと閉じて、その場に丸くなった。が、
マィ:「…へ?」
お姉‥チャン…??
おそるおそる顔を上げ、隣に目をやる。
するとそこには なんとも可愛らしいフリフリのついた服を着た小学1年生くらいの女のコが、ブランコをゆっくりこぎながら こっちを見ているんだな。
マィ:「………ぇ?」
.
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