出会い

6/11
前へ
/109ページ
次へ
『──ため息ついたら幸せ逃げるよ』 マィ:「ッ!!!?」 俯いていた頭を思いっきり上げ、キョロキョロ周りを見渡す。 ウッ…またキモチ悪く…υ だけど …… 誰も……いない? マィ:「…へッ?!」 頭に ? が浮かぶ。 確かに今 頭の上の方から なんか可愛い声が聞こえた…ような? でも誰も いない… 酔ってるから、幻聴?? そうだ、そうなんだ。って自分で納得しようと またため息ついた── そのとき!! 『ため息ついたら幸せ逃げるよ~』 マィ:「ッッ!!!!」 ま、またァ!!? 今度は横の方から聞こえたんだけど!! 何なになに何~~?!υ 『ァハッ!お姉チャン面白い!』 私は怖くなり、手で耳を押さえ目をギュッと閉じて、その場に丸くなった。が、 マィ:「…へ?」 お姉‥チャン…?? おそるおそる顔を上げ、隣に目をやる。 するとそこには なんとも可愛らしいフリフリのついた服を着た小学1年生くらいの女のコが、ブランコをゆっくりこぎながら こっちを見ているんだな。 マィ:「………ぇ?」 .
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加