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そう、俺の後ろに座っている奴だ。
三國先生も一番に伝えてくれたのはソイツの存在だった。
「はやとーっ!!」
授業中にも関わらずに俺に抱きついてくる女の子。
コイツが俺の初恋の相手……。
三条 雫
あるきっかけで俺はコイツを傷つけ、それ以来…自分の心を閉ざした。
「雫、授業中だぞ!?離れろよ」
周りが何も言わないのは日常生活の一環が戻ってきたとか思っているからだろう。
本当にありがた迷惑なクラスメートだ。
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