いってきます

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「夕方はいっつもここでやるんだぁ。最初はすんごい下手くそだったけどね(笑)」 近くのベンチにカバンを置いて、マナは中から短パンを取り出しはき終わると、スカートを取り外した 「恥ずかしくないの?男の前で・・・」 肩までかかった髪を一つにまとめてゴムを付け終わると・・・・・・ 「スカートはいたまんまでやるよりかはいいよ☆☆☆中学校の時は全然気付かなかったんだけどね(笑)」 「あれ?早いねマナ姉~。」 コウスケが振り向くと、そこには短髪で学ラン、リュックを背負った男の子がバスケットボールを持って二人に近づいて来た 「あらっ?今日もカイ休みソラ?」 「学校には来てるんだけど、最近付き合いが悪いんだよあいつ・・・誰?」 ソラの目がコウスケに向けられ、目が合ったコウスケは笑って返した 「ソラ~睨まないの。私の友達、コウスケ君。」 ふ~んとした顔で手に持っていたボールを指先に載せてクルクル回した ソラ自身、テル達以外の年上の男と仲良くするのは好きではなかったが、マナの友達と聞いて、少しだけ気を許した 「よろしくっす。あっ!そうそう、テルにぃ達もうすぐ来るよ。さっき近くの自販機でジュース買ってた。」
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