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以前、子供の頃の事故のせいで左腕が麻痺していたアズマだったが・・・・・・
今は一年半のリハビリのおかげで、衰えていた筋肉も元どおりになり、周りのみんなと変わらないくらいになっている
今まで筋トレ中心だった空手の練習も、父である師範と一緒に組み手が出来るまでに回復していた
テルのチームはテツヤとコウスケ、
アズマのチームはマナとソラ
アズマはドリブルしながら一気にゴールへと走りだし、目の前にいるコウスケをいとも簡単に抜き、シュートしようとしたが、体のでかいテツヤがガードしてシュートしようにも出来なかった
「アズマさん!!」
横にいたマナに気付き、アズマはパスして、テルがボールを奪おうとした瞬間
マナはスリーポイント位の遠い距離からボールを放ち、止めようとしてジャンプしたテルだが届くはずもなく、ボールはゴールへときれいに入った
「やった~☆☆☆ラッキー(笑)」
「ラッキーは最初だけ。次はねえよ☆☆」
「どうかしら~(笑)」
追いかけるだけでいつも息を切らしていたマナだが、今ではテル達に負けないくらい上手くなり、部活での試合でも使える程上達していた
が、やっぱり女の子・・・・・・男の体力に勝てず、後半からバテバテになり、シュート数ではテルが圧勝した
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