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涙が出そうになって下を向いたマナだったが、すぐに顔を上げてまっすぐテルの目を見つめた・・・
「でも、テルは今ここにいる。過去を何度も見つめ直しても何も変わらないってことを私もミサキさんに教えてもらった。だから・・・・・・・・・
テルがいる限り、私はずっとテルの味方だし!テルを信じてる!!!テルが好きだもん!!!!!!」
テルから見るマナの眼は・・・・・・とても力強く、まっすぐで、温かい優しさを感じた
「バッカ(笑)俺の味方?当たり前だろ!お前は俺の彼女だろ?」
「うん・・・」
「・・・俺だってずっとマナの味方だって思ってるし、信じてる。そう思うのは・・・当たり前だろ?だから一緒にいるんだろ?俺達・・・」
道のど真ん中で手を握り合っているテルとマナ
最初にあった不安は・・・いつの間にかマナの中から無くなっていた
「あの~俺の存在を忘れてるんだけど・・・・・・」
ずっとすぐ後ろにいたアズマの存在を思い出した二人は手を離し、お互い顔が真っ赤になっていった
「じゃあそういう事だから・・・・・・また後で連絡する。」
「うん、あっ!テル!!!」
「ん?」
「バイト、頑張ってねっ☆☆☆」
テルは軽く笑ってうなずき、タオルを首にかけまた歩み出した・・・
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