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「やっぱり?」
「彼女できたんじゃないか?」
その時アズマはなるほどとすぐに納得した
二人ともカッコイイが、空元気で喧嘩っ早いソラとは違い、カイは落ち着いていて、けっこう頭もいい
そんな奴を、ほっとく女がいるはずがない
「まぁまだそうとは決まったわけじゃないしな。他の理由かもしれないし・・・」
テルがそう言っていても、アズマはそれ以外の理由が思いつかなかった
駅に着き、電車から降りて階段を上がって行くと、アズマが上がる途中で止まった・・・
「アズマ?・・・・・・」
「・・・ヤ」
「えっ?」
「今、タカヤがいた。」
「・・・・・・」
「悪い、変なこと言って・・・」
「いや、いい・・・・・・・・・・・・2年かぁ・・・」
忘れることはない・・・・・・2年前のリンチ事件・・・・・・
カトウの逆恨みから始まった事件、そしてそのチームのリーダー・・・・・・・・・タカヤ
テルと喧嘩し、負け・・・・・・・・・
二日後、彼はテル、アズマ、ソラ、カイ、テツヤ達に会いに行き一人一人に土下座した
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