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「今日は、母さんはいないから冷蔵庫のもので済ますか」
そんなふうに考えている、受験生だが。頭が悪すぎて行ける学校が無いから、現実逃避をしているわけではない。
今まで、特に勉強らしい勉強をせずに家事ばかりしていた信だが勉強に着いていけている。まさに、逆。どの学校でも行けるような頭を持っているからこその余裕だ。
「よし、今日は肉じゃがだな」
晩御飯が決定したのか、商店街を通ってそそくさと帰っていった。
「ただいま、ーーーーーー今日は肉じゃがだね」
「正・解」
クラブから帰って来た涼に皿などを並ばせて晩御飯にする。
「信兄ちゃん、今日は本当にごめんね」
「ああ、今度からは気をつけろよ。俺が卒業したら、あんな事も出来なくなるからな」
「はい。以後、気をつけます」
「よろしい」
そんなこんなで俺は、晩御飯の後片付けをして風呂に入りベットインしそのまま夢のなかへと飛び立った。
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